ナヅナ家のはっちゃけ日常。    時々SSも落っこちてたり。


by meniydaichuki
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外道と毒舌

王子VSフィオのバトル!

















麗かな休日の朝。
ウェリナ組はほとんど仕事が夜遅くのため、
毎度昼前になって朝食を食べに来る。
そして我らが王子さまエイトは
休日だろうと平日だろうとおかまいなしに
当たり前のように昼に起きてきて朝食兼昼食を食べる。
そうするとだいたいウェリナ組と時間がかぶってしまうわけで、
我が家のお母さんキノの悩みの種と言ってもいいやり取りが始まる。

『どいて。邪魔だよ庶民くん。』
『…ああ、エイトさんおはようございます。
 ショミンクンってどなたですか?初めて聞いたお名前ですが。』
『庶民の頭は空っぽって噂本当だったみたいだね。
 自分の事ってことすらわかんないわけ?』
『生憎ボクにはちゃんと"フィオレンティーニ"という名前がありますので、
 まさか"ショミンクン"などと呼ばれるとは夢にも思ってませんでした。』
『ちゃんと脳みそ使いなよ。
 自覚持たない庶民っていうのは見てて哀れになってくるからさ。』
『朝から煩いぞ、エイト、フィオ。』
『『…』』

朝食を食べるときからこの2人の戦いは始まる。
決まって仕掛けていくのはエイトだが、
フィオも待ってましたとばかりに応戦するものだから、
周りの家族は良い迷惑をしている。

『うしゃしゃしゃしゃ!怒られてやんの!!
 エイトもフィオもどっちもばっかじゃーん♪』
『『(庶民と)(この人と)一緒にするな』』
『わあーお♪息ピッタリ☆』

このやり取りを見ていたユランスが溜め息をついて立ち上がる。

『カヤ、あまり茶化すな。
 こやつらが暴れるとまたキノに叱られる。』
『…! ユランスさま!キノさんに叱られたことがあるのですか?』
『ああ。貴様らが口論をし、家族の者に迷惑をかけるたびに
 我はウェリナの責任者としてキノに詫びを入れている。』
『そんな!ボクたちのせいでユランスさまが人に頭をお下げになるなんて…!
 どっかの年中頭お花畑の人のせいですね。消しても構いませんか?』
『…ちょっと、年中頭お花畑って誰のこと言ってんの?
 まさか僕のことじゃないだろうね?』
『ああ、自覚があるなら助かります。
 いい加減お花がいっぱいのお国に帰ってはいかがですか?』
『僕が国に帰っちゃったら依頼はきみたちがいちいち僕の国まで来なくちゃいけないよ?
 いまこの状態はきみたちの方が都合良いんじゃない?』
『いえ、ご心配には及びません。
 何か依頼がございましたらウェリナ専用ジェット機で駆けつけますので、
 どうぞ安心してお国へお帰りください。…もしくはお空へ昇ってください。
『ちょっと、最後まで聞こえてるよ!
 ユランスーこの無礼なヤツ消してくんない?』
『いくらお前の頼みと言っても我らの主要戦力を消すわけにはいかんな。』

ユランスの言葉に勝ち誇った笑みを見せるフィオ。
エイトはよっぽど気に入らなかったらしく、
傍を通っていたニアラの襟首を捕まえて言った。

『ねえ、きみ強い?
 あそこのもこもこオタク消してきてくんない?』
『え!?え!?ニアラがですか…!?
 ちょっと仰る意味がよくわからない…んです、けど…』

ニアラの顔はもう真っ青だ。
エイトの恐ろしい笑顔の前では誰もが無力。
しかしその命令に従えば確実にフィオに消されるのは自分だ。
わたわたおろおろして目を回しているニアラを見て
またユランスは溜め息をひとつ。

『エイト、無理を言うんじゃない。
 こやつも我らウェリナの一員だ。
 フィオを消せるわけがないだろう。』
『じゃあユランスが消してよ。あのめざわりなもこもこ。』
『黙って聞いてればもこもこオタクだのめざわりなもこもこだの…
 そんなにもこもこを強調してもボクは貴方を認めたりしませんよ。』
『…いや、そんなこと望んでないし。』
『ボクだって願い下げです。』
『ねえユランス、こいつ馬鹿?』
『否定はできん。』

目を回して気絶してしまったニアラをドルチェナがせっせこ運んで行く。
この2人に巻き込まれたら最後、こうなることは家族皆が承知している。
ドルチェナは涙目になりながら団扇でニアラを扇ぐ。
そんな犠牲者1号を尻目にまだ戦いは終わらない。

『馬鹿ですって?貴方の方がよっぽど馬鹿ですよ。
 ボクの名前すら覚えられずに"ショミンクン"だなんて。
 あのアホの代名詞とも言えるベネヴォリさんでさえ覚えてますよ。』
『ちょっと!オレまで巻き込むなよー!!』

ユランスの影に隠れていたベネヴォリも思わぬ振りを食らってすでに涙目だ。
そんなベネヴォリをユランスはそっと後ろに押し戻し、
『関わるとあの者のようになるぞ。』とニアラを指差した。
ベネヴォリは震え上がってミニオンの姿になり、
もともとあまり無い存在感をさらに消してユランスの後ろに隠れた。

『"覚えられない"じゃなくて"覚えない"んだよ。
 庶民なんかの名前で貴重な僕の頭の容量を使いたくないからね。』
『ああ、ミジンコ並みの脳みそですからね。
 名前1つの容量が貴重ですか。』
『僕がミジンコならきみはプランクトンだね。
 永遠に海に浮かんでなよカス。』
『プランクトンが居なければすべての生物は成り立ちませんよ。』
『僕はプランクトンが居なくても困らない。
 だから早く海でも山でもいいから消えてよ。』

放っておくと延々続きそうな小競り合いに
ユランスはぷるぷると拳を震わせ、滅多に無い大声を張り上げた。

『煩い!!いい加減にしないか貴様ら!!
 今すぐ仲良く揃ってプランクトンにしてやってもいいんだぞ。』
『『ごめんなさい』』

炎を手に宿し本気モードのユランスの一言で表面上戦いは終結した。
なら最初からそう言ってくださいよと思ったドルチェナの思いは
目を回しているニアラの胸の内にだけなぜか伝わったという…












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たまちゃんが王子VSフィオ見たいって言ってくれたから
ちょっとがんばって書いてみました^^*
でもやっぱり無理やりな気が…
会話のところはすらすらできるのに状況説明ができない!
とりあえず、この2人の喧嘩は『触らぬ神に祟りなし』な状況です^^;笑

お粗末さまでした。
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by meniydaichuki | 2009-06-07 19:21 | すべた