ナヅナ家のはっちゃけ日常。    時々SSも落っこちてたり。


by meniydaichuki
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死神降臨

死神のロアさんがやってきたお話。



















『今日もユランス魂くれなかったなあ~
 ほんとそろそろオレやばくね?怒られちゃうよ!』
『ふーん。そういう自覚はあるんだ?』
『オレだって自覚くらいあるよ!って…えええええ!?』
『きみがなかなか帰ってこないから俺心配しちゃった。』

ベネヴォリがいつものようにユランスに邪険にされて
落ち込んで一日を終えようとしたとき。
新月の夜、ふと闇夜に浮かんだ黄緑のオーラ。
そのオーラを見た途端に顔色を変えて震えだすベネヴォリ。
そんなベネヴォリを尻目に至極楽しそうに彼は言った。

『なんかずいぶん楽しそうじゃない?仕事する気あんの?』
『あああああありますありますあります!!
 し、仕事しない死神なんて居るわけないじゃないっすか~!』
『だよねえ~馬鹿な上に仕事しないなんて救いようないもんね。』

にっこりと微笑んで放った彼の言葉に優しさなど微塵も見えない。
ベネヴォリはただただ震えて彼の言葉に耳を傾けるしか無かった。



『ふむ。今宵はやけに嫌な気が満ちておる。』
『ふふっ!そういうのもわかっちゃうんだ?』
『フ、当然だ。この気の元凶は貴様であろう?』
『気づいてた?驚いたな。俺に気づける人間が居たなんて。』

ひょいっと木から飛び降りた彼は
先ほどとまでとは比べ物にならない殺気を放ちながら
ユランスに近づいて言った。

『きみがユランスだね?
 かわいい俺の部下を泣かさないでくれる?
 ただでさえ馬鹿で無能で困ってるんだから。』
『フン、それがかわいい部下に対する言動か。』
『いいんだよ。これが俺の愛ってやつだからね。』

いつものように余裕の笑みを浮かべながらユランスは彼を見る。
自分が負けることを微塵も考えていない彼だからこそ
彼の殺気にも耐えられるのだ。
そして彼は何か思いついたような仕草を見せた後、
ユランスにそっと耳打ちをした。

『そうそう、きみのかわいい部下たちにも
 ちょっとした仕掛けをしておいたから。』
『…ッ!なんだと?』
『言ったでしょ?これが俺の愛だって。』

そう彼が笑ったと同時に彼の後ろで爆発が起こった。
爆発した箇所は6つ。
それぞれこの家に住むウェリナメンバーの部屋だ。

『貴様…!!』
『なに?どうしたの?なんか随分頭にきてるみたいじゃない。』
『………ベネヴォリも爆破したのか。』
『うん。無能な部下は俺に必要ないから。』

悪びれることなく彼は笑った。
「何人死んだかな?」加えて放ったその言葉にユランスの理性は切れた。

『屑が…!生きてここを逃れられると思うな!!』
『逃れる気なんて無いさ。きみを殺せば俺の任務は完了。
 きみに逃げられても面倒だからね。
 向かって来てくれるなら好都合だ。』

そう言いながら彼はユランスの攻撃をひらりとかわす。
彼も反撃するがそれもユランスには当たらない。
お互い互角のこの戦いに終止符を打ったのは意外な人たちの言葉だった。

『ユランスさま、加勢します。』
『カヤたちがこんなことで死ぬわけナッシング!』
『これでも一応、暗殺業やってますから。』
『ふん!ばーか!ニアたちは無敵なんだよ!』
『…そういう割にはあんたぼろぼろじゃないか。
 アタシに喧嘩売るなんて良い度胸の奴が居たもんだねえ。』

戦る気満々なウェリナメンバーの側で
申し訳なさそうに俯くベネヴォリの姿。
ユランスと目の合ったベネヴォリは弱く「ごめんね」と呟いた。
その姿を見たユランスはようやく理性を取り戻した。
瞬時にそれを察知した彼は面白くない様子で呟いた。

『ふーん、悪運の強い人たちばっかみたいだね。』
『貴様には解らぬか。何故奴らが無事なのか。』
『…なんだよ、いきなり態度変えやがって。』
『フ、それは奴らが我の部下だからだ。』
『意味わかんないし。』
『フン、誰がおいそれと向かっていってやるものか。
 貴様も我を殺せない苦悩に苦しむがいい。』
『…背後には気をつけた方が良いよ。
 俺はいつでもきみを狙ってるから。』
『大歓迎だ。良い運動になる。』

「食えないやつ。」そう言って石を蹴った彼は
未だに戦る気満々なニアラに目をつけて言った。

『きみ、まだミニオンは居ないみたいだね。
 ラッキーだよ。俺が憑いてあげるんだから。』
『はあ!?ニアたち殺しかけといてどういう気だよ!
 ニアは嫌だからな!おまえなんかと仕事なんて絶対するか!!』
『ふーん。どうやら口の利き方から教えた方が良いみたいだね。』

彼は笑ってニアラをまだ煙立ち昇る部屋へ連行した。
翌日ニアラの姿を見た者は無く、
その後ニアラの態度が一変したのはまた別のお話。







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ロアさんは任務のためなら卑怯な手もためらいなくばんばん使います。
相手を怒らせて向かってきたのを返り討つ派。
そして相手を自分の配下にするのがすごくうまいので、
ニアちゃんは残念なことになりました。笑
ユランスは冷静でいればたぶんロアより強いので、
四六時中命狙われても平気です。
そして別に来るもの拒まずなので
ちゃっかり家に居座ってるロアの事はあんまり気にしてないみたい。
ユランス親衛隊(笑)なフィオは敵意剥き出しです。
カヤもロアの事はいけすかないみたい。
これから関係もいろいろ練っていきたいな~
だいぶ増えてきたから関係がぐちゃぐちゃだ!笑

お粗末でした!
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by meniydaichuki | 2009-12-04 17:11 | すべた