ナヅナ家のはっちゃけ日常。    時々SSも落っこちてたり。


by meniydaichuki
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海へ行こう!

たまき家巻き込んで海に行きます♪
なんだかぐだぐだ…;



















『夏といえば…!』
『は?』
『だから!夏といえば?』
『だからの意味わかんねぇよ!なんなんだよ!』

今日は朝から暑かった。
暑くて暑くて良く眠れない。
いい加減扇風機だけってのやめたらどうだろう?
少しでも涼しい所をと思って、銀牙の和室で本を読んでた。
そしたら皐月がスパーンと襖を開けて、訳のわからない質問を投げかる。

『早く答えなさいよ!トロいわね!!』
『いやいや…キレられても;夏といえばか…スイカ?』
『ちがーう!!』
『じゃぁかき氷?』
『違うったら!』
『アイス?』
『違う違う違うーー!!もう!』
『海…ですかね?』

しばらく俺達の会話をニコニコ聞いていた銀牙が答えた。
するとさっきまで怒りちらしていた皐月はパァッと笑顔になり、
うんうんと頷いている。
ああ…海か…

『全く…やっぱり神奈とは出来が違うわね。
 なんで食べ物しか出てないのよ!』
『だって…暑いから。』
『意味がわからないわ。まぁ…私は海に行きたいのよ!』
『え!?海ー!?何それ何それ!俺も行きたい!』

偶然通りかかったオセがこれでもかと俺を揺さぶる。
あああ…頭がぁぁ!

『ちょ!落ち着けオセ!わかった!!わかったから!!』
『海…決定ね♪
 そうと決まれば六華も誘いましょう!きっと来てくれるわ!』
『え…いきなり誘うのはどうかと思…』

俺が言い終わらないうちに皐月は電話の方へ駆け出してしまった。
あーあ。相変わらずあいつは人の話を聞かないな。

『おやおや…海ですか。良いですね。』
『銀牙も行くか!よっし!準備しよーぜ!!』

神奈も行くぞー!そう言って俺は引っ張られる。
あー…まぁ海、楽しそうだな♪

『ムルムルも泳ぎたいって言ってるから、
 ムルムルの水着も持っていこ!』
『ちょっと待ったぁぁぁ!!
 お前何持ってるの?え?それムルムルの?』
『そうだけど?』
『お前それおもいっきり海パンじゃねぇかぁぁぁぁ!』
『え?女の子は違うの?』
『当たり前だー!銀牙もツッコめ!!』
『おや…ムルムルさんの水着のつもりでしたか。
 てっきりオセさんが2枚着るのかと…』
『2枚着る馬鹿がどこに居るー!』

準備もままならない俺達。
そして最近銀牙が天然なことに頭痛がしそうだ。

『神奈!オセ!早く行くわよ!…あら。銀牙も行くの?』
『ええ。お邪魔します。』
『ううん!とっても助かるわ!じゃあ車で行きましょうよ!!』
『では車を回してきますね。』

そう言う事で車で向かう事にした。
車じゃなかったら何で行く気だったんだろう…
車だと割とすぐ瑶姫家に到着した。

『皐月ちゃーん!誘ってくれてありがとう!』
『六華♪当たり前じゃない!さ、乗って!
 …て、アモン…貴方はお見送り?熱心ね。』
『…いや、俺も行く。』
『お呼びじゃないわ。帰って頂戴。』
『さ、皐月ちゃん!あたしが誘ったの…ごめんね、勝手に…』
『あら!六華が誘ったんなら仕方ないわ!
 だから六華、謝らないで。
 私はてっきり図々しく六華に付いて来たのかと思ったの。』

そう言ってあからさまに蔑む目でアモンをチラリと見た皐月。
いい加減不憫だな、アモンは。

『アモン…お前ぼろくそ言われてるな。』
『もう慣れたさ。』

六華とアモンを乗せ、走り出そうとしたら…
車に何かがぶつかってきた。

『うぉーい!海行くんだって!?俺も乗せろー!』
『エリゴル!!お前何で知ってんだよ!』
『公爵に不可能は無い!乗せろー!』

そう言ってエリゴルがズカズカと乗り込んできた。
もう車はいっぱいいっぱい。
定員オーバー間違い無しだぞ。

『…ま、まあ…行きましょう!』

皐月の少し困った声で走り出した車。
中は冷房効いてるハズなんだが、人が多すぎて暑い。とにかく暑い。
サウナ状態の車は小1時間程走り続け、やっと海に到着。
その途中は…みんな暑すぎてバテてた。
外に出ると海風が気持ちいい。来てよかったな。

『更衣室はあっちよ!早く着替えて泳ぎましょう!』
『そうね!行きましょ♪』

女2人はめちゃめちゃはしゃぎながら更衣室へ走っていった。
俺達は歩いて向かう。

『アモン、お前も泳ぐのか?』
『ああ。六華に水着を買わされた。』
『そっか…』

無表情を作るのがこんなに大変だとは…!
アモンが…あのアモンが海パンで泳ぐ…!
力を抜けばすぐ笑ってしまいそうだ。

『神奈…笑いたきゃ笑え。』
『ぶッ…ぶふふっ!ぎゃははは!マジか!?アンタが水着!?ぷっ!』

とうとう我慢の限界に来たようだ。
腹が痛くなるまで笑ってしまった。
横を見れば少し居心地悪そうなアモン。
それがまた面白くて!
とうとう着替えてる間中笑ってしまった。
すまない…アモン。

『おや、皐月さんと六華さんはまだのようですね。』
『だな…ってお前ー!何それ!なんで全身!?』
『海女さんコスチュームです。貝でも獲ろうかと思いまして。』
『…』

こいつ最近天然爆発だよな。
俺ばっかりツッコミかよ…マジ勘弁。

『お!来たみたいだぜ!』

エリゴルの言葉に一斉にそちらを向く男性陣。
そこには黒いフリフリの水着を着た六華と皐月が居た。
やっぱ水着の趣味まで一緒か。

『て、アモンー!気を確かにしろぉぉ!!』
『げ。コイツ六華見て意識飛んじゃってんじゃん。』
『アモンは相変わらずだなー!』
『ではアモンさんのためにも貝を獲ってきます。』
『ちょい待て銀牙ぁぁ!!何でそうなるー!!?』

各々アモンに向けて心配の言葉を送っている中、
銀牙はシュタッと海に飛び込んでしまった。
やけに飛び込みのフォームが決まってたな…。
それを追って六華と皐月も海に入っていった。
きゃあきゃあと気持ち良さそうだ。

『お!アモンの意識戻ったみたいだぞー!!』
『アモンはヘタレだなぁ。』
『エリゴル、お前程なのも考え物だぞ?』

しばらくしてアモンの意識も戻ったので、
俺達も海へ入る事にした。

『うお!つめてぇ!!海ってスゲーな!!!』
『オセはしゃぎすぎだろ。。』
『エリゴルー!お前楽しくないのか!?』
『いや…そんな事言ってないけど。』
『んなヤツはこうしてくれる!』
『おわっ!やったな!』

オセの持ってた水鉄砲に撃たれたエリゴルは、
これでもかと水をかけまくる。
お前らは小学生か。

『アモーン!こっち来て!』
『神奈!暇なんでしょ。ちょっと来なさいよ。』

いきなり六華と皐月が俺達を呼んだ。
何事かと思い行ってみると、そこにはでかい…

『くらげだな。』
『ええ、くらげよ。』

くらげがいた。
しかも半端無くでかい。
人くらい簡単に飲み込めそうだ。
しかもひらひらと紫色の足を伸ばしている。
これは危ないんじゃないだろうか?

『で、これをどうしろと?』
『家で飼おうかと思って。』
『えぇぇ!?馬鹿かお前!馬鹿だろ!』
『何よ失礼ね。
 私と六華、共同のペットにするの。
 名前はそうね…ジェシーにしましょう。』
『なんでジェシー!?』
『いやね、神奈。くらげだからよ♪』

意味がわからない。
アモンもさすがに目が点だ。
とりあえず、『生け捕りにしないと殺すわよ』オーラが
(主に皐月から)出てたので、仕方無しに捕ることにした。

『でもよー…これどうやって持って帰るんだ?』
『同感だな。』

そう言って顔を見合わせる俺達に、
にっこりと皐月と六華が告げた。

『アモンなら簡単よね?お願いよ…』
『持って帰らないなんて選択肢は無いわ。』
『『…』』

アモンは黙っていたが、明らかに迷っていた。
負けるな!負けるなアモン!

『お安い御用だ。』
『負けたぁぁぁぁ!』

俺が頭を抱えて叫ぶと同時に
アモンが何だコイツという目を向けてくる。
俺から見ればお前がなんなんだだよ。
皐月と六華は『よろしくねー♪』とまた泳ぎに行ってしまった。

『さぁ神奈、さっさとしようじゃないか。』
『俺知らねぇよ…実質アンタが引き受けたようなもんじゃねぇか。』
『俺ら…友達だよな?』
『…くッ…!!』

この野郎…俺が人情に弱いってのを知って…!!
こんな切なげに見つめてくるアモンに刃向かう術を、俺は知らない。

『…わ、わかった…よ。だー!もう!さっさとやるか!!』
『それでこそ神奈だ。』
『じゃあさ、さっさと指鳴らして捕まえてくれよ。』
『…無理だな。』
『…は??』
『俺が指を鳴らせば、どう手加減してもこんな弱い生物は瞬殺だろう。
 俺を見くびるな。』
『いやいや…!見くびってるとかじゃなくてさ、加減もっと出来ないのかよ!?』
『俺の力は強大すぎる…』
『あーそうですか。勝手に言ってろ!』

ちょっぴりナルシストモードに入ったアモンを無視して、
俺はコイツをどう捕まえようか考えた。
網なんて持ってきてないし、第一あの満員の車内に入れるなんて不可能だ。

『かみなー♪なに困ってルのォ??』

きゃぴきゃぴといつもの笑みを浮かべながらムルムルが走ってきた。
ちゃんと水着に着替えてるようだな。よしよし。

『ああムルムル!!今すっごーく困ってる!』
『なんでェ??』
『それが…このクラゲの確保を、六華と皐月に頼まれまして…』
『キャハ!また面倒なコト紫頭から引き受けタんだァ?アモンのばーか♪』
『そうなんだよ…ほんとどうにかしてくれ、この六華馬鹿を。』
『2人して俺を馬鹿呼ばわりするな!
 あっちにはもっと馬鹿なのが居るだろう!』

そう言ってアモンが指を指した先にはエリゴル。
銀牙が捕まえてきたのであろうタコに襲われている。
つーか銀牙は貝を獲りに行ったんじゃないのか??

『…』
『…キャハ。』

さすがにムルムルの笑いも棒読みだ。
俺も言葉を失ってしまう。
妙に納得してしまったからだ。

『ま、まあよ…ムルムル、これどうにか出来ねぇか?』
『ンー…。ボクに不可能ゎ無いヨ★』

しばらく悩んだようだが、ムルムルはいつも持っている薬を取り出した。
それを数滴地面に垂らすと、続々と玩具が沸いてくる。
俺はどうしても慣れないみたいだ…
傍に居たアモンに飛びついてしまった。

『ぎゃいやあぁぁぁ!いきなり何召還しちゃってんの!?』
『お前こそ何してんだ。六華以外に抱きつかれる筋合いは無い。』
『俺だって好きでやってんじゃねぇよ!
 ぎゃぁあああ!こっち来てんじゃん!!』
『ンー…困ルなァ。
 最近の玩具ワなかなかゆーコト聞いてくんなくテ★』
『もしかして自我を…与えてるんですか?』
『ウン★その方が壊スとき、少シ怖がってくれてタノシイんダ♪』
『そうですか。』

怖い…とてつもなく怖い事を平然と言ってのける2人。
自我とかマジ要らない!もしムルムルの言う事を聞かなくなって、
俺らに襲い掛かってきたらどうする!!
俺は戦えないんだぞ!?

『自我とか要らないからマジで!そんなの作らないでくれる!?』
『えー…ツマンナイじゃん。』
『いやいやいやいや!
 ちゅ、忠実に従ってくれないと戦うとき困るんじゃない??』
『ンー…確かにィ。
 ぢゃあヤメとこ♪目からビームくらいにしとくヨォ★』
『目からビームもすっごくヤバそうなのは気のせい?』
『神奈…気のせいって事にしておけ。そして退け。』
『んもォ…いちいちウルサイなァ。とりあえずコイツ、片付けるヨ?』

そう言ってムルムルは数体の玩具に指示を出した。
するとそいつらはわやわやとクラゲに迫り、捕獲した。
クラゲを空高く持ち上げて、玩具は静止している。
もう俺達に向かってこないようなので、俺はアモンから離れた。

『コレでイイ?ボク泳ぎタイんだけどォ。』
『あ…ああ。ありがとな。』
『キャハ♪帰ったらなんかゆーコト聞いてねェ??』

そう言ってムルムルは海に飛び込んで行った…
帰ってからなにを頼まれるのか…俺はそれが気がかりでならない。


なんだかんだで楽しく1日は終わった。
夕方になっても皐月は帰らないと駄々をこね、
ムルムルもまだちょっとしか泳いでないのにと帰るのを渋った。
なんとか銀牙の説得で帰れるまでにこぎつけたが、
まったく…我が家はわがままばっかりだ。

『では帰りましょうか。』

ニッコリと告げる銀牙。
待て。その肩に乗ってるのは何だ。
自分より大きな袋を担いでいる。もしかして持って帰る気か?

『ああ…これですか?お土産です。
 沢山食べたのですが、食べきれなくて…』
『心を読むな!お前何モンだよ!!
 つか…食べきれないって、どんだけ獲ったんだ…!!』
『キャハハッ!!お土産オミヤゲ★』
『しかしこれだけ荷物があると乗りきらないな。』
『癪だけど確かにそうね。銀牙、どうするつもり?』
『おやおや…考えてませんでした。どうしましょう?』
『聞かれても困るんですけど!!』
『心配ナイよォ★ボクの玩具にマカセればイイじゃん♪』

そう言ってまた液体を垂らすムルムル。
わやわやとかなりの数の玩具が出てきて、
銀牙の持っている袋を持ち上げた。
他の者は安心して車に乗り込んでいる。
俺も乗ろうと車に近寄ると、ドアを閉められた。

『神奈…頑張れ。』

微笑したアモンにそう告げられると、後ろから声がした。

『神奈ワ車じゃなくテこっちダヨ★』

ムルムルの声と同時に首根っこを摑まれて、
先ほどの銀牙の袋の上に乗らされた。
ムルムルはクラゲの上に乗っているようだ。

『さー!行くよォ★』
『え?え?なに?なにが起こってんの?』

俺の声は全く無視して、玩具たちは走り出した。
…もの凄いスピードで。
先に行ったはずの銀牙たちの車を悠々と追い越し、
30分足らずで家に着いたらしい。
帰った時俺の意識が無かったのは言うまでもない。







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無駄に長くなった!
アモンくんとケンカする前って事で!笑
神奈とアモンくんのケンカ、続き楽しみ!
ムルムルの目からビームSSほのめかしてみました♪
明日出来たらせっせこ書いてみまーす!

お粗末でした!
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by meniydaichuki | 2007-09-01 18:51 | おきゃくさま