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ナヅナ家のはっちゃけ日常。    時々SSも落っこちてたり。


by meniydaichuki
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白雪姫

たまちゃんのもしもシリーズに触発されちゃった♪
パロおもしろい!私もナヅ家とたま家で白雪姫したらどうだろう?
ということで、やっちゃいました♪
キャラ違ってくると思うけどごめんね;

















昔々あるところに、アモ雪姫という美しい姫がおりました。
母は六華王女。父はエリゴル王。
それはそれは幸せに暮らしていたのです。

『オイ。なんで俺が白雪姫なんだ…!
どうせやるなら六華の夫役である王が適任だろう…!!』
『くじ引きでこうなっちゃったんだからしょーがないじゃん☆ぷくく…』
『今笑ったよな?完璧笑ったよな?…殺ス。』
『今は劇の途中よ、アモン!ちゃんとしなさい!』
『う゛…はい…。』
『ぷっ…くくく…』

しかしその幸せは突然に無くなってしまったのです。
六華王女さまがパッタリと息絶えてしまいました。

『母上!母上!』
『このシーンは結構本気なのな☆ぷくくっ』
『うるさい…!六華の一大事なんだ!当然だろう?
というか、夫のお前が笑っててどうすんだ!!』
『おお…六華よ…なぜ私を置いていってしまったのだ…
私はこんなにもお前を愛しているというのに…!』
『それはそれで殺したくなるな…。』
『だろ?迫真の演技☆』
『よし。1回死んでみるか?』
『いやいや!!勘弁してって!!』

寂しくて寂しくてしょうがなかったエリゴル王は新しい奥さんを迎えました。
その名は餡蜜。

『きゃー!!悪魔の城に来てしまったでございまする!』
『げっ!お前…ロリコンだったのか!』
『違う!これもくじ引きだっ!』
『ぎゃぁぁ!わらわは人質でございまするな!
世界制服をとうとうやるつもりなのでありまするか!伊織兄様ー!助けてくだされ!』
『とりあえずコレ…なんとかしなきゃいけないな?』
『だね…』

継母は毎日鏡に誰が一番美しいのか聞いていました。

『鏡よ鏡よ鏡さん…世界で一番美しいのは誰にございまする?』
『…餡蜜さまでございます。』
『い、伊織兄様ァー!会いたかったでございまする!』
『なんで鏡役が伊織??』
『餡蜜がそう言って聞かなかったんだ。仕方無いだろう…』
『アタイはやりたくなかったんだけどね…めんどくさい。』
『めんどくさいとは何でありまする!?
ここは悪魔の城でございまするぞ…!助けてくだされ~!』
『はいはい…餡蜜、少し落ち着きなよ…』

ある日鏡は一番美しいのはアモ雪姫だと答えました。

『なぜわらわがこの悪魔に負けるのでございまする…!
伊織兄様!嘘だと言ってくだされ!』
『いやこれお話だからね?仕方ないんだよ…』
『俺だって餡蜜に勝ったって嬉しくともなんとも無い。』
『何でございまする!わらわが美しくないと言いたいでありまするか!?』
『いや…俺男だからね?美しいとか言われても嬉しく無いんだよ。
六華に言われればわからないが…』
『うっわアモンきもー☆』
『黙れ阿呆エロゴル!』
『言ったな!お前いつか絶対殺す!』
『…めんどくさいな…。』

餡蜜王女は怒りのあまり、アモ雪姫を殺して肝臓を持ってくるよう猟師に命じました。

『何で猟師俺ェ!?どうせなら王が良かった!!
エリゴルー!代われよ…!』
『オセ様…猟師は貴方ですか…』
『お前が白雪姫…!?…ぷっ』
『今笑いましたね?笑いましたね?
オセ様、綺麗で大きな川を渡ってみますか?』
『ぷくっ…ぷくくっ』
『エリゴル!お前もう笑い死ぬくらい笑っただろう!
まだ笑い足りないのか!』
『ノリだ☆ノリ☆』
『…死ね。』
『ぎゃぁぁぁぁ!』

オセ猟師は餡蜜女王にアモ雪姫の肝臓を差し出しました。
しかし実際は、アモ雪姫の肝臓と偽った鹿の肝臓でした。
オセ猟師はこっそりアモ雪姫を森に逃がしていたのです。

『…どこまで続くんだ、この森は…』
『はろォ♪アモ雪姫★』
『げ…ムルムル様…貴方は何役ですか?』
『7人の小人ォ★』
『と…いう事は…』
『私たちが小人です。』
『小人なのら!可愛いのらー♪』
『小人だなんて不本意だわ。』
『俺小人ー!?タケちゃんはどこ行った!!』
『えと…タケちゃん…は…登場人物じゃないん…で///』
『アタシが白雪姫したかったわん♪よりによってアモンだなんて…』
『多すぎてわかりません。ムルムル様、メンバー紹介お願いします。』
『しょうがないなァ★
僕と銀牙とチェリーとサリー、葵乃とチェイルと夕凪だよォ♪
これもくじ引き★』
『そうですか…』

アモ雪姫は家事手伝いをするということで、小人の家にかくまってもらいました。

『アモ雪姫ェー!』
『なんでしょう?』
『王女いっそ殺したらいいんじゃない?ボクが死体は貰い受けるからァ★』
『それはお話の都合上いけません。』
『そうなのォ?つまんないジャン★』
『殺戮ゲームじゃなきゃ楽しく無いでしょうね、貴方は。』
『あ。アモ雪姫さん、夕飯の支度お願いできますか?』
『銀牙さん…わかりました。あくまで設定ですからね。』
『アモ雪姫の料理なのら!楽しみなのら!』
『その料理食べられるのかしら?』
『失礼だな!俺に出来ない事は無い!』

そうやって幸せに暮らしていたのですが、
城で鏡に聞いた餡蜜王女はアモ雪姫が生きている事を知りました。
そして毒リンゴを持ち、小人の家に向かったのです。

『アモ雪姫ー!アモ雪姫はおりませぬか!』
『…どちら様でしょう。(しゃべり方でバレバレだ…)』
『美しい方に無償でリンゴを配っておりまする。
あなたも美しいので差し上げまするぞ!』
『ありがとう…。』

毒リンゴを食べたアモ雪姫は、パッタリと倒れてしまいました。
それを帰って来た小人達は見つけ、嘆き悲しみました。

『アモ雪姫死んだ?やったァ♪ボクの玩具だァ★』
『ムルムル、これはあくまで劇ですからね?』
『銀牙細かいー!良いじゃん★もう死んだ事にしちゃおうヨ♪』
『それは俺的に困るのですが…;』
『アモ雪姫ェ…喋っちゃダメジャン★』
『ムルムル…小人は銃を持っていません。銃はしまってください。』
『銀牙さん、これはそういう問題なんですかね?』
『細かい事は気にしないのら♪』
『アモンは小さい男ね。』
『…もう嫌だ。』

小人達が嘆き悲しんでいると、遠くから王子様がやってきました。

『お。ウィネジャン★お前王子??』
『ええ…残念ながら。』
『あもんとチューするんダナ★楽しみだァ♪』
『ムルムル…それを今ここでバラしちゃいけないでしょう?』
『チェリーもちゅーするのら!』
『…!何言ってるのチェリー!』
『ちゅーって何なのら?』
『…』
『アタシが代わってあげても良いけどォ?』
『お前男だろーが。変わんねぇよ…』
『葵乃…もう一回言ってみな。殺すぞ…。』
『…は、ハハハッ;;;』
『あ…あの、みなさん…もうちょ、っと真面目にお願いし…マス…///』

王子さまはアモ雪姫のあまりの美しさに口付けます。

『…い、嫌だ!寄るなウィネ!』
『こらこら…起きちゃいけませんよ、アモ雪姫。』
『私だって嫌ですよ…。』
『ホラホラうぃねー♪早くしちゃいなヨ♪』
『い、嫌だぁぁぁぁぁぁぁ!!』
『アモン煩いのら。』
『小さい男ね。』

口付けと同時にリンゴが飛び出てきました。
アモ雪姫は目覚めたのです。

『…何か…とても大事な物を失った気がする。』
『私もです…。』
『キャハハッ!あもんとうぃねがチューしたゾ★』
『ムルムル…それは言ってはいけません。
お二人とも深く傷ついておられますし…』
『これを機にアモンもアタシの仲間になるかしらん?』
『それは無いのら。』
『最高の屈辱ね。』
『アンタたち…殺すぞ。』
『やっぱ夕凪は怖いな…。』

アモ雪姫は王子さまに嫁ぎ、幸せにくらしましたとさ。

おしまい♪






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白雪姫の劇を家族でやっちゃおう企画。
たまちゃん家の子があんまり出てきて無い…;;
全然キャラ捉えきれてなくてごめんね…!
しかも人多すぎてだれがだれやら;;…精進します;;

でもこういうパロ書いててすっごく面白かった♪
アモンくんが白雪姫だもんね♪
お子さん貸してくれてありがとうでした><*
by meniydaichuki | 2007-06-02 13:47 | おきゃくさま